crn

アイダよ、何処へ?のcrnのレビュー・感想・評価

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)
4.0
史実で筋書きは想定できたので、最も気になったのは終わり方。同胞殺しを別の立場から経験した人々とともに次の世代を見守るアイダの姿に、今この時をスレブレニツァでこのように共に生きている人々がいる事実を改めて認識し、彼らが抱えているものを少し見てさらに考える。30年近く経っても、これ以上に希望あるラストを描けなかったのかもしれない。彼らは、現在のウクライナなどでの戦争を見るにつけ、再び苦しんでいるのかとも想像させられる。

当時現地を担当したオランダが、当事者として制作に入っていたのは良かったのだろう。
crn

crn