しちれゆ

ミス・マルクスのしちれゆのネタバレレビュー・内容・結末

ミス・マルクス(2020年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

カール・マルクスを父に持つエリノア・マルクス。
社会主義運動とフェミニズムを牽引しながら翻訳家としても活躍し舞台にも立つ、というマルチ才女(日本でいえば平塚らいてうみたいな感じ)なのに放蕩者で借金魔でアヘン中毒のエドワードへの愛を捨てられなかった。らいてうも相当男に溺れていたみたいだし、社会運動をする人って心身ともにエネルギーに満ち溢れているんだろうなぁ。
父カール・マルクス…ひところ日本の左翼学生の神様だった人。この人だって自分の婚外子を友人エンゲルスの子としてしれっとエンゲルス夫妻に育てさせていたし、しかもエンゲルスの奥さんはカールの娘😨つまりエンゲルスの奥さんは自分の父親がよその女に産ませた子(=腹違いの弟)をわが子として育ててたってわけ。イヤハヤ~´Д`)
結局、エリノアは青酸カリで自殺する。しかも財産を全てエドワード(別の女性と既婚)に残して。
19世紀の話だけど劇伴はアレンジされたクラシックとパンクロック。気が違ったかのように踊り狂うエリノア、
モットーは【前へ進め】だった。
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