出張が多い夫との結婚生活により欲求不満を募らせている若妻（片切夕子）が、自宅二階を利用した下宿屋を営み始める。若妻と下宿生たちのエッチなドタバタ劇を描いている、日活ロマンポルノ。宇能鴻一郎原作。

タイトルの「上と下」は、「女性上位でも良いじゃない！」を暗示する言葉遊び（だと思いたい）。片切夕子演じる性に貪欲な若妻が、多種多様な下宿生を相手取って、あっけらかんとしたエロエロ草紙を積み連ねていく。

宇能鴻一郎原作といえば、主人公の一人称語りが付きものだが、本作では女性ばかりではなく、男性側の心情吐露も多用。同原作者の他作品と比べてみても、一人称語りが過多であり、豊富なレトリックで笑わせてくれる。

下宿生のキャラでは、デタラメな言語（音声テープを逆回転させている？）を喋る、アフリカ人留学生が抱腹絶倒。応援団長役の丹古母鬼馬二も存在感抜群だが、「嗚呼!!花の応援団」のパロディは、同時代的に元ネタを鑑賞しないと伝わりづらい。

追悼:片桐夕子。70歳は、まだ若いなぁ。花の応援団が日活でもヒットした時代。自社映画のパロディもあるし、何しろ能天気な艶笑喜劇となっている。片桐夕子は、明るいお色気というのがよく似合う。こういうの作っていた日本映画。翌年は、スターウォーズ日本公開。日米の映画作りの差を嫌でも感じますね。

• #宇能鴻一郎の上と下
• #片桐夕子

追悼、片桐夕子。

何か改めて見ると
マギー・チャンに少し似てるような。

宇能鴻一郎もの
このジャンルは
あまり面白くないと思ってたんだけど
これは面白いw

ピンポンダッシュを何度も
何度もしつこぐらい繰り広げる
辺りや
応援団も
ばかばかしくて笑ったけど

最後あたりのアフリカの
人喰い習慣がある下宿人
ジャンボくん？ザンボくん！？
あたりが酷いw

「日本には
愛する人のアレを切り取る
習慣がある」

「oh！！！愛のコリーダ！！！
本当だった！！！！！」

でバイブを切り取られた
男のあれと勘違いして
とっとと逃げ出す件は大笑い

• #下宿人