K

AWAKEのKのレビュー・感想・評価

AWAKE(2019年製作の映画)
3.4
これまで観てきた将棋映画の中では解説の少ない進行。専門用語。プログラミングの知識も含めて上級者向けな台詞が多い。前半は内容についていけるか不安になった。冴えない格好をしていても、吉沢亮さんが演じているとやはりその美しさに時折ハッとさせられる。“USBを指す”表現が印象的。実際の電王戦について知らないため、終盤の展開にはハラハラさせられた。この作品の中で個人的に何より目を引いたのがDENSOロボットアームの「電王手さん」。メタリックなボディが格好よく、小さなアームが可愛らしい。駒の認識や配置の面でも優れた能力を発揮していることが分かる。おじぎ。ストーリーの着地は意外。実話ベースとは言え、オリジナルストーリーを宣言するならフィクション要素をさらに加えてもっと壮大な展開にしても良かったと思う。空港。将棋の知識があり、電王戦の結果を知らない人が一番楽しめる作品かもしれない。若葉竜也さんは毎度ながら丁寧な演技だった。
K

K