ホストクラブ「愛」を経営している伏見直樹は、有名だった。オープニングから「愛の方程式」主題歌熱唱する。1＋1=1！と熱唱する。大丈夫かね？ビニ本モデルに渡辺良子で良すぎるだろう。ビニ本撮影現場に助監督時代の金子修介監督がフィストファックを指導している。本作の背景は、ロマンポルノ無能助監督日記に詳しい。ある意味なんでも題材にしていたロマンポルノの後期真っ最中というところですかね。

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「女の欲望に応えるプロフェッショナル」を目指している3人組の若手ジゴロ（＝ホスト）が、裏社会に通じている訳ありの女性たちと交流を深めていく。自身の性を商品にする人間たちの悲喜交交を描いている、日活ロマンポルノ。

歌舞伎町のジゴロ軍団を率いる総帥・伏見直樹が原案と特別出演を務めている作品。金髪ツンツンヘアー以前の、昭和のホストがフィーチャーされており、非日常で暮らしている「おかしなヤツラ」であることを強調させた内容になっている。

3人組と接触する女性陣は、ビニ本モデル（渡辺良子）、トルコ嬢（三崎奈美）、ヤクザと関係をもつ娘（水沢陽子）という顔ぶれ。スカートの下からパンティを脱ぐシーンで股間の正面がチラ見えするが、下にもう1枚穿いているように見える。

「女のしたたかさ」に翻弄される男と、「女のしたたかさ」を利用せざるをえない女。その双方の衝突劇が、エモーショナルかつエロティックに描写される。歌舞伎町でのゲリラ撮影もインパクト絶大。

いつのまにか登録されてる。朝電話昼電話夜電話の伏見教訓、ビニ本カメラマンのアシスタントとして出演する助監督の金子修介（ニューヨークがみえるよ！）、ホテトルの客としてイキイキお医者さんごっこする西村昭五郎のサービス精神とみんなを乗せる宏裕サンの手腕が光る。星座のハナシするのも良い。