けんぼー

ワイルド・スピード MEGA MAXのけんぼーのレビュー・感想・評価

ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)
4.0
2021年鑑賞97本目。
「ド派手アクション」「ファミリーの絆」という今のワイスピの形が完成した作品。

「ワイスピといえば」が詰まった最初の作品でもある今作。
新たな強敵として最強のFBI捜査官「ホブス」が登場し、ドム達ファミリーと追いかけっこするのが序盤の流れ。
ホブスは「最強のFBI捜査官」という設定なのだが、ドウェイン・ジョンソンが演じるとマジで説得力がある。本当に最強だろうなあ、と思えるし、人をぶん投げるような一見トンデモアクションでも妙に説得力ある。本当に投げ飛ばせそうだもん。

そんなホブスとドムのタイマン殴り合いシーンは圧巻です。人と人の戦いじゃない。あれは「コングvsコング」だ。
ムキムキ最強FBI捜査官ホブスにも引けを取らないドムの強さもすげえ。むしろホブスを追い詰めて、レンチで殴ろうとするんだけど、そこは殴らないドムの判断に、観客とホブスは安心し、ある種の信頼感をも感じることができる良いバトルでした。

クライマックスの金庫強奪作戦はもうド派手で最高。なんか今見ると最新作のシーンにも似てる。
ドムとブライアンの車で大型金庫を引きずって街をぶっ壊しながら爆走する。これぞワイスピ。アツい!

そしてただ派手なだけじゃなくて、「オーションズ11」的な要素もあったり、最後の粋な展開にもグッときて、本当にお腹いっぱいになる作品。
「ド派手アクション映画」としてのワイスピという確固たる地位を築いた極上エンターテイメント作品です。

2021/8/21鑑賞