レコードの溝は記憶の年輪である、的なことですか。プレーヤー持ってないので好きなレコードを人にあげるのが好きです。

『さすらいのレコード・コレクター』のシネ・ヌーヴォでの上映に合わせて、小田監督がインスパイアされて作ったという短編作品。

実は『さすらいの～』の上映前に、ヌーヴォの支配人さんから撮影に適したレコード屋を知らないか？と問われ、いくつか思い当たる場所を紹介した。結局その中から選ばれた店で撮影が行われたようで、後日その店に行ったら店主から「ええ恰好しようとして“俺が言ったら撮影できますよ”的なこと言ったんでしょ？」と、根拠なく責められたのを思い出す。

確かに事前に了承を取っていなかったとはいえ予想外の反応。昔からよく行っていて何枚も何枚も素敵なレコードに出会えたお店だったが、その前あたりから行くたびになぜか店主から「謎の突っかかり方」をされるようになる。行く度に突っかかられてなんともいえない思いを抱くのにうんざりして、足を運ばなくなってもう2年以上経つ。突っかかられるようになった原因は不明だが、要するに僕は「招かれざる客」だったのだろう。
二度とあそこに行くことはないが、可愛い看板猫は元気だろうか。

映画の感想そっちのけで店の話ばかりになってしまった。
つらつらと述べるほどの長さの作品ではないが、個人的には嫌いではない。“主演”のお方はいつもお綺麗ですね。

フィルムに魅せられる5分間