とにかく上にも書いてあるとおり、キャストが豪華すぎる。
海外興行と世界配信を目論んでいたのかな。
なんだけど。
かなり期待値上げすぎてしまっており、いざ見始めてみたら、「あー⤵️」ってなりかけた。
いや、キャストは良かったのよ。
だから、脚本の問題なんだと思う。
演出としては、まるでMVのようなPVのようなシーンもたくさんあって、一部を切り抜くと素敵なんだけど…
ボゴムの演技も、ちょっとしか出ないコンユも、スジの可愛さと切なさも、最後よくわからないけどかわいいウシクも、タンウェイも、ユミちゃんも。あんな人もこんな人も出ててまじ豪華だしみなさん演技もお上手で良い。
でもさー。なんだろー。
期待しすぎたのか?
一言でまとめると、核となるストーリーがふんわりしすぎ。甘〜いお砂糖まぶして、やわらかなロマンスにしただけのような。
お料理次第でスリラーにもホラーにもなりそうないい素材なのに、なんだかふわぁ〜っとしてて、「これってどういうことだったの?」「ここはつまり?」ってところが多すぎた。
説明なく、読み取り方次第って投げるには、そもそもの設定が薄すぎじゃね??
とはいえそんな核の部分、「死ぬなり寝たきりになるにしても、AIテクノロジーを使って、人格そのまま遠くにいるだけのような設定で生き続けることが出来る未来。その時私たちは…」って話。
画面を隔てて、まるで生きた人のように存在するのに、決して触れることも、実際に会うことも叶わない。
何をもって「存在している」と定義するのか。
この技術がまことのものになれば、すごい技術なんだろうけど、画面越しってなると、光触媒の人工観葉植物のようだ。どんなに本物に見えても、所詮は偽物という。
そんな偽物でも、遠くから見えたら本物に見えるし、むしろ枯れないから好都合と思う人もいるから需要がある。
テクノロジーは誰がどう使うかなんだよね。