くじら12号

ベイビー・ブローカーのくじら12号のネタバレレビュー・内容・結末

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ソヨンという人物の生い立ちは詳しく語られていないけど、感情が一部欠けているソシオパスの様な印象を受けた。
ウソンの父親のヤクザを殺したというのも妙にリアリティに欠けるような描かれ方だった。
ソヨンにとってはウソンを産んだことが一番リアリティのあることで、産んで捨てるより、産む前に殺す方が罪が軽いの?という言葉がずっしりときた。
ブローカーたちと過ごす過程で育まれた暖かい心が「生まれてきてくれて、ありがとう。」という言葉に。
とてもストレートな言葉なので、物語に没入し切ってないとあまり響かないかもしれない。
そういう意味で言うと、妙にみんなふわふわいい人だったり、役割に対して爪が甘かったりと狙っているのかわからない展開が気になってしまって集中しきれない部分があった。
余談だが、ウソン役のベビーはここぞと言うところで非常にいい表情や動きをしていた…!さすが是枝さん。あとソンガンホがいい雰囲気醸し出してるんだなー