赤ちゃんポストに我が子を置き去る母親。物語の第一声は「捨てるなら産むなよ」
映画を見たあと、観客が簡単にその言葉を呟けなくなるまでの話を目指したと是枝監督は語ったそう。
「捨てられ、守られる子ども」を中心に、人間は正義と悪の二元論で語れないよなぁ、家族や愛の形に答えなんて無いんだよなぁと、じわ〜っと考えさせられる。
日本の是枝監督作品に比べると、台詞かアドリブか分からない"余白"があまりなかったように感じたが、かなり良い映画。(あと音楽が超いい)
テーマが重くて避ける人もいるかもしれないが、暗い訳ではなく全体的に温かい空気感なので興味があればぜひ観てみて欲しい映画。