ジョン

ヒトラーに盗られたうさぎのジョンのレビュー・感想・評価

ヒトラーに盗られたうさぎ(2019年製作の映画)
3.9
良かった。ヒトラー政権下でドイツから逃亡せざるを得なくなったユダヤ系一家の話で、過酷な生活の中で逞しく生きる人たちの姿に心打たれた。スイスへ行きパリへ行き、子どもたちは言葉を覚えるのに一苦労。でも希望を抱いて頑張るから本当に凄いなと思う。

ヒトラー政権下のドイツ×子ども、というと『ジョジョ・ラビット』が思い出されるけど、もう少し大人の事情みたいな客観的視点が入るし、残酷な表現がないから良くも悪くも丸くはある。勿論主題も主人公の境遇も全く違うけど。
主人公の女の子の演技がまた良かった。明るくて強い。実際に英語とロシア語を勉強する傍らフランス語も勉強したらしい。凄い。

自分もスイス行きたいからフランス語頑張らな。とは言いつつ映画観てサボっちゃうな~。ほんまあの子を見習わないと。
ジョン

ジョン