ヒトラーに盗られたうさぎの作品情報・感想・評価

上映館(4館)

ヒトラーに盗られたうさぎ2019年製作の映画)

When Hitler Stole Pink Rabbit

上映日:2020年11月27日

製作国:

上映時間:119分

あらすじ

「ヒトラーに盗られたうさぎ」に投稿された感想・評価

mari

mariの感想・評価

3.2
おもちゃ一つで悩んだ時、どうしてうさぎにしなかったのかが、不思議でしかない。
絵本作家ジュディス・カーの自伝的小説「ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ」を映画化したもの。

ベルリンに住む主人公のユダヤ人一家がナチスからの迫害を逃れる為、スイス〜等へ逃れる逃亡生活を描いた話。

戦争への足音は感じるものの、直接的なナチスからの追跡等、特別に事件が起きる訳でもありません。

色んな国を転々と逃避行する中で、言語や習慣等を1から学ばないといけない兄妹の大変さは判るのですが、どちらかといえば一家の逃亡生活の日常を見せられてるだけなのでちょっと退屈に感じてしまいました・・・
亡命がテーマの作品だけど
暗く寂しい感じの物語ではなく
亡命を通じて深まる家族の絆や
子供の成長が描かれている

途中で身を寄せるスイスの田舎町
自然豊かな街並みがとにかく綺麗✨
そこで出逢う子供たちも本当に素敵だった

裕福だった生活が徐々に貧しくなっていく様子は見ていて切なかったけれど
家族の愛に溢れていたから救われた

お手伝いさんのハインピーと
アンナの関係がとても素敵で
何度もうるうるしてしまった🥺
別れの度に寂しい気持ちを抑えながらも
"亡命に別れはつきものよ"と
大人びたセリフを口にする彼女が健気

この作品はアンナの子供らしい
無邪気な可愛らしさがある一方で
強くたくましい少女の一面が描かれている
亡命先の各地でそれぞれの状況に順応し
さらに成長していく姿は本当に立派!

そして子役の女の子
10歳にしてこの美貌は将来有望👧🌟
帽子かぶって貴婦人みたいな格好してる
時がとにかく可愛い💕
けろえ

けろえの感想・評価

3.9
アンナもマックスもよく頑張ったねぇ。

お父さんの機転があったからこそ、生き延びることができたともいえるけれど、言葉も通じない見知らぬ土地で、強くたくましく生きていくアンナが頼もしい。マックスもね。

でも、何があってもお父さん、お母さんと一緒にいられることが、いちばん幸せなんだよなあ…。

アンナ一家に優しい眼差しが注がれている映画でした。

それと同時に、アンナ一家とは逆に、ドイツに残されたユダヤ人達の事を考えると、心が痛むのも確かです。
ぬぷ

ぬぷの感想・評価

3.9
お茶の時間にきたトラの作者の自伝的映画。ママとパパ、いい夫婦
リョウ

リョウの感想・評価

3.0
いったい1年に何本ホロコースト映画がつくられているかわからないがその中でもかなりポジティブな映画で暗い描写がかなり少なかった。
それもそうか、美人で頭のいいお母さんに少し皮肉まじりなクールでハンサムな兄貴。
そして主人公のアンナはどこか幼い頃のクロエちゃん(=グレースモレッツ)と似た面影を持つ。少しワガママだけで父親と母親とメイドの愛情にたっぷりと囲まれて育てられた明るい性格の9歳の女の子だ。
この兄弟がともかく良い子の鏡のような子供達。自分達の言い分はしっかり強調するも何だかんだ言って両親のいいつけはしっかりと守るし学業も優秀。
反ヒトラーの活動家(なのかな?)の父親を持つが為にスイスにフランスに、果てはイギリスへと亡命生活を続けるも決して下を向かず前向きに新しい生活に適応していく姿にはもう頭が上がらない。。。
そして父親と母親も家族が一緒にいることが大事だとわかっていて子供達へ精一杯の愛情を持って接している。しかもヒトラーが選挙に勝つ前に亡命するという先見の明にたけた人達だ。
こんな力強い家族を前にしてはもう何者も立ち向かえないだろう。多少の苦労とか意地悪な人も出てくるが全然インパクトがない。
そのせいかストーリーに起伏があまりなく結局3回寝てしまった。。。
起きたらフランスでアンナは作文のコンクールで優勝してるし(1年前はフランス語全く話せなかったのに)兄貴は数学で1番の成績を修めるという。
せっかく馴染んだフランスを離れる船の上でも英語を話す子供達を見て一言。
「英語なんてなんにもわかんないや。またイチからやり直しだな」
とこんなクールな台詞を残している子供達。
エンドロールで知ったのだが実話でありアンナは後に有名な絵本作家になったとか。兄貴ももちろんとても立派な肩書きをお持ちです。
いやはや何と素晴らしい家族を見てしまったことか!拍手!!
もっとナチスドイツ軍が出て悲惨な映画かとおもいましたが、お話で実際の絵本作家で亡命ユダヤ家族のの半生?子供時代のお話。子役中々の演技者でした。
emedia

emediaの感想・評価

3.8
まだ10歳になったばかりのアンナが「亡命者に別れはつきものなの」と友達に告げる
自分たちはどこに向かっているのか?考えても答えは出ないのである

兄のマックスが「他の子は映画にいけるのに」と不満を洩らすと母が超ぶち切れたり

批評家の父がプライドの端っこに立ち止まって憤慨したり

ベルリン~スイス~フランス~ロンドンと移り住み言葉や風習を覚える家族

アンナのハートはぬいぐるみをぎゅっと引き寄せるたび強まる

「言葉が通じない」のは何ということはない
「家族と暮らす」ことが大切だとアンナは知っている
人は生まれる場所、時代を選べる訳ではないので、困難な時代を引いてしまった人々は本当に気の毒だ。
とはいえ全てのユダヤ人が収容所に送られた訳ではなく、アンナの両親のように危機を早めに察知し、国を離れた家族も多くいた。

物語の始まりは1933年。ナチ党が政権を掌握して以降、時勢は徐々に戦争へ傾く。その後、破竹の勢いでヨーロッパ を席巻するこの集団から辛うじて生き延びたユダヤ人は、最終的にはヒトラーに降伏せずに戦い抜いたイギリス、ソ連、参戦したアメリカ、あるいは遥か辺境のアフリカ等へ逃がれた人々だ。こうして故郷を旅立った彼らは、留まった人々と大きく運命を分けた(勿論、参戦前の日本にもシベリア鉄道を経由してアメリカを目指す多くのユダヤ人が一時的に滞在しており、その世界規模での散り散りさには言葉を失う)。

移動の度に、彼ら亡命者は物理的にも気持ちの上でも大切にしている何かを一つひとつ、確実に失って行く。
そんな中にあっても、9歳のアンナは置かれた場所で懸命に馴染み、新しい環境に居場所を作る。
例えそれが砂の城のように波へ流され続けても、それを受け入れ、再び果敢に作り始める。
その行為は、どんな状況の中でも生き延びるのだという、子供なりの覚悟でもある。

大好きな人やものに別れを告げて、その先に希望を繋ぎ、新しい環境の中へ又一から立ち向かうその柔軟さ、逞しさが、既にカチコチになっている私の心に沁みまくる。
子供ってホントは大人が考えるより大人。且つ賢いよね…😢。
A

Aの感想・評価

4.0
いろんな感情や出来事がぎゅっと詰まった児童文学の手触りそのままの仕上がり。
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