実験中のAIが学校にやって来るお話
なかなか面白い。
まさに歌って踊るエンターテイメント！って感じで楽しめた！
と言っても「歌って踊る」場面は案外少なくて中盤からは歌って踊る場面は無くなるのだが、物語全体を通して「歌おう！」ってテンションで突き進んでいくから少なさとかはあまり感じない。
ミュージカルの場面はディズニーと日本の学園物が混ざったような感覚で少し不思議に見えた。歌うのはAIのロボットで、学校の設備は殆どAIで管理されているからAIである彼女は自由に操れるのである...という設定のおかげでミュージカル場面の見映えが良くて楽しくなっている。ロボットを使わない柔道の場面も音ハメとテンポの良さが相まってかなり楽しい場面になっていたし、感覚としては本当にディズニーのミュージカル。でもちゃんと日本オリジナルの学園アニメでもある...！
あと、ある物語の要素が個人的に弱い要素だったこともありちょっと泣いた。ヴァイオレットエヴァーガーデンとかもそうだけど、こういうのに弱い...久しぶりに映画に泣かされた...
物語の設定とか柔道部の彼のオチとか物語のオチとかいろいろな部分が滅茶苦茶ではあるものの、その滅茶苦茶さがミュージカルと上手く合わさっていて楽しかった！細かい部分を気にするよりも、滅茶苦茶を「そういうものなんだ」と思って純粋に楽しむのが一番向いている感じの映画でした。確かにこれは良かった！！！！
