このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
古風な木造建築のスマートホーム化やバス停の電光掲示板など技術が発達したちょうど良い世界観だと感じた。
田舎×近未来というなかなか見ない世界。
家電の延長として存在しているロボットとAIを混同して表現しているなと思った。
ロボットは命令に従って動くけど、AIは人工知能で文字通りで考える能力を持ってる。
だから、掃除ロボットや監視ロボットがしおんを支援するような動き(命令以外の行動)は絶対にできない。
しおんもどう見ても自律型なのに命令を全部聞くとか、命令を待つみたいな姿勢は少し違和感があった。
良いのか悪いのかはわからない。
ともあれ、みさとを幸せにするためにしおんが自己学習して、ネットワークを超えてきたこと。
映画と言えどAIならできるんじゃないかということでストーリーを構成していて面白かった。
AIがその場を分析して、それに合う歌を歌うなんてとても素晴らしい使い方だなと思った。
お母さんが鏡割るシーンは本当に心臓に悪い。急にヒステリックな点を除いて非常に良い映画だった。