かがわ

恋人はアンバーのかがわのレビュー・感想・評価

恋人はアンバー(2020年製作の映画)
3.1
結末にブチギレてる
何故マイノリティ男性のホモフォビアからの脱出を異性のマイノリティの犠牲のもとにいい話っぽくされなければならないのか。
それこそ映画自体が批判している異性愛や男女二元論のフォーマットがやって来たティーンムービーをそのままなぞった形になるし、映画の終わらせ方の態度として明るくなってるのもムカつく。
結末のせいで、諸々のテーマや問題提起がボヤけるし、結局時代には勝てなかったということを映画自身がわかってない。
マイノリティをフィクションで扱う時のダメなお手本みたいな結末だった。
それ以外の部分は好きなだけにほんと残念というか。
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