あや

MOTHERSのあやのレビュー・感想・評価

MOTHERS(2020年製作の映画)
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ちょっとこれ凄すぎる、、
97年生まれの監督が撮ったの?ほんとに?と思うほど、凄いドキュメンタリーだった。

監督の家族を題材にしたドキュメンタリーで、父親は元ヤクザ、産んでくれた母親と育ててくれた母親、今の母親はそれぞれ違う。
父親が年齢に似合わない明るい金髪で、背中には大きい刺青、カメラの前でも大量の薬を飲みながら呂律のまわらない喋りをする冒頭。薬を飲んでいない時は穏やかな喋り方をする人なんだけど、薬を飲んだら暴力や暴言を吐く。

姉は笑顔もすてきで本当すっごくかわいいんだけど、1番目の母親と再会するシーンが姉といっしょに私も泣いた。
「父を大切にして」と言う母親に対して、

「私は自分で働いて、私のためにかわいい格好をしている。だから誰も邪魔しないでほしいの、本当に」「2番目の母親にずっと虐待されてきて友達の作り方もわからなかった、でも妹は私より友達がたくさんいて妹が羨ましかった」「(お父さんには)育ててくれた感謝はしてるけど、早く死んでほしい」と吐露するシーンで、カメラでは見えない長女の辛さとか痛みがあったと思うと、抱きしめたくなって涙が出た。

*やたら饒舌に喋る従兄弟うるせえwww
あや

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