あや

哀れなるものたちのあやのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.6
面白かった〜!予備知識はそんなに入れていなかったけど、期待以上に良かった。

ベラが冒険を通して、"私の身体は私のもの"と気づく、フェミニズムな映画だった、、、
前半、手術シーンとか勝手に結婚までとんとん進んでいく感じとか続いてしんどかったけど、知性がつくようになって自分の身体についてや「世界をよりよいものにするためには…」とか考え始めるところからおもしろさ加速していった気がする。

空気を読まず旅行で突飛な行動を起こしたり、快楽を追及するままセックスしたり、飢えた人を助けたい気持ちで泣いたり、人間の感情って複雑だけどベラが突き進んでいった行動が本来の人間なのかも、、とかいろいろ考えた。そしてどんどん好奇心から知識を吸収していく姿はなんとなくエンパワメントされる。
リスボンに着いた時のベラ、チェコに行った時全く何喋ってるかわからないトラムのアナウンスで「外国にきた!」と感じた時を思い出した。知らない土地ってわくわくする。
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