すずき

65/シックスティ・ファイブのすずきのレビュー・感想・評価

3.4
遠い昔、遥か彼方の銀河系で…
入院中の娘の治療費を稼ぐ為、未知の星系を探査する2年間の仕事に就いた宇宙船パイロットのミルズ。
だが航行中に隕石群に衝突し宇宙船は大破、付近の惑星に不時着を余儀無くされる。
生き残ったのはミルズと、他の乗組員夫妻の娘であるコアという少女。
だがコアとミルズは母語が違っていて、会話は殆ど出来なかった。
2人が不時着した惑星は、我々の生きる現在から6500万年前の地球。
危険な生物と過酷な大自然の環境の中、2人は無事脱出する事が出来るのか…

アダム・ドライバーvs恐竜、という何とも大味おバカでB級な謳い文句の本作。
アダム・ドライバーと言えば、トップ・オブ・娯楽作品である「スター・ウォーズ」以外は、巨匠や作家性の強い作品にしか出ないかと思ったら、こんな映画も演るのね。
辰年なので本年一発目は恐「竜」映画を、と思い鑑賞。

期待してなかったけど、案外面白かった。
特筆すべき点は特に無いけれど、丁度いい面白さでTV洋画劇場で放送しても良さそう。
エログロも無く、後味も良いのでファミリーで見るのにも良さそう。

あとは思ったよりセット感がある画作りなのも、個人的に好みだった点。
スモークを焚いた夜雨のジャングルとか、ちょっと懐かしい雰囲気。