このレビューはネタバレを含みます
原子核爆弾のための濃縮ウランの研究開発を進める修。超高速分離、1分間に10万回転。
原子核爆弾の破壊力、恐ろしさへの葛藤。物理学者が新しい時代を作るという気概。科学の正義。善悪などない。ただ真理があるのみ。
お国のため、徴兵が正義だという想いの中で、科学で国を救うというのもまた一つの側面。
8月6日。これが自分たちの目指していたことかと目を疑う修。日本の科学者の敗北?京都に落とされるであろう爆弾を比叡山で観測したいと、どこまでも「実験」を考える修。
おにぎりを食べて泣くシーンはすごかった。
時折り挿入される当時の映像が胸を打つね。
「原子は死なへんのやね」
「いっぱい、未来の話しよう」
「これが、あんたの考える、科学者の仕事なんやな」