シミステツ

映画 太陽の子のシミステツのネタバレレビュー・内容・結末

映画 太陽の子(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

原子核爆弾のための濃縮ウランの研究開発を進める修。超高速分離、1分間に10万回転。

原子核爆弾の破壊力、恐ろしさへの葛藤。物理学者が新しい時代を作るという気概。科学の正義。善悪などない。ただ真理があるのみ。

お国のため、徴兵が正義だという想いの中で、科学で国を救うというのもまた一つの側面。
8月6日。これが自分たちの目指していたことかと目を疑う修。日本の科学者の敗北?京都に落とされるであろう爆弾を比叡山で観測したいと、どこまでも「実験」を考える修。

おにぎりを食べて泣くシーンはすごかった。

時折り挿入される当時の映像が胸を打つね。

「原子は死なへんのやね」

「いっぱい、未来の話しよう」

「これが、あんたの考える、科学者の仕事なんやな」