作品案内ではコメディとあったけど、冒頭のシリアスなシーンには面食らった。そういうやつね。
トミーは両親の行き当たりばったりの生き方を受け入れてはいるが自らが望んだものではなく、選択の自由が与えられていると言っても局地的なシチュエーションであり、白紙の状態で選択できる訳ではない。
そんなジレンマから両親や世界から距離をとりたくてイヤーマフに依存する。
子供の前で法を犯したり、相手の迷惑を顧みず自分に都合の良い行動を取ったりと、ティムとクロエの行動は親として、大人として半可である。
娘の学校の前であんな事になるなんて、あり得ない…
コメディにしては笑える要素が少なく、自分には共感し難い世界観だった。