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シカゴ7裁判のtottsunのレビュー・感想・評価

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)
4.0
「シカゴ7裁判」🎬42
1968年8月28日、イリノイ州シカゴで民主党の全国大会が開かれていた。同大会では、大統領選の候補者たちがベトナム戦争にどう対処すべきかという問題を盛んに議論していた。その頃、会場近くのグランド・パークでは、ベトナム戦争に反対する活動家・市民がデモのために集結しており、その数は1万5000人を超えていた。デモが大いに盛り上がった結果、一部の参加者が民主党大会の会場に押しかけようとしたが、警官隊はそれを制止していた。警官隊がデモ参加者を警棒で殴ったり、彼らに向かって催涙ガスを発射したりしたところ、怒った参加者が石やビンを投げるなどして応戦した。
この騒乱の結果、双方合わせて数百名の負傷者を出し、16人(警察官8人、デモ隊8人)が起訴されることとなった。このうち、暴動を扇動した容疑で告訴されたデモ参加者7人はシカゴ・セブンと呼ばれるようになった。
Netflixに登録しているから配信されたら鑑賞しようと思ってたけど大好きなエディ・レッドメインが出演していると知り一部の劇場では配信より前に公開してるとのことでせっかく彼を見るなら大きいスクリーンで見たいなと思い鑑賞しました。
実話とは知っていたけどシカゴ7の存在等は全く知らなかったので前情報なしに鑑賞しました。
最初は出演者が多いのもあったりして一気に説明されるのを一生懸命関係性を覚えたりしながら鑑賞したのでついていけてるのか心配だったけど彼らの熱量の元あっという間に走り切った129分でした。
約50年前の話なのに、今も変わらず同じようなことをやってるのか…と思ってしまった。
アメリカという国は裁判が多いし、裁判映画も多いけどいつでも似たような案件が多いのだなと。
私が日本人だからかもしれないけど今作を鑑賞してそんな風に思ってしまった。
鑑賞した後は色んなことが知りたくなって素人ながら調べてみたりして当時に想いを馳せた。
50年でどれほど変わったのかはあまり分からないけどこうやって知るということは大事かなと思ったので。
16日からNetflixで配信されるけどもう一度見直そうと思う。
私が好きなエディは今回の衣装とか雰囲気とっても似合っていて彼の考える仕草が好きな私としては悶えた。
腕捲りしてるのとか本当に好き!
そんな彼をたくさん見られて嬉しかった。
対してアフロのアビー・ホフマン役のサシャ・バーロン・コーエン(「レ・ミゼラブル」のテナルディエ)は法衣を着て法廷に立ったり驚きの本当にあったエピソードを挟みつつスピーチしたりしていて印象的だった。
ジョセフ・ゴードン=レヴィットは今回検察側だったので応援できる立場ではなかったけど彼の休日の姿に微笑んでしまった。
シカゴ7側の弁護士であるウィリアム・クンスラーを演じてるのがマークライランスだと声と仕草で気付くもぱっと浮かばずにずーと何の作品で彼を見たんだろう。って考えて見終わった時に「レディ・プレイヤー1」だ!ってなって悶絶した。演技派な俳優陣だったため見応えある作品でした。
私的には☆☆☆☆かな。
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