「世界が見ている!」
何のための裁判なのか?本当に大事なことは何か?
原点に立ち返ることの大切さを思い出させてくれる作品でした!
脚本や演技含め作品の密度の高さに圧倒されます…!
けれど、ただ重たすぎる法廷劇に終始することはなくて、テンポ感やユーモアの使い方が本当に上手くて、エンタメとしても物凄く面白かったです!
その密度の高さゆえ、登場人物多いし字幕もすごく多くて話についていくのに必死だったので、時代背景少し勉強しておけばよかったと少し後悔です。
権力しか見えていない判事には本当に腹が立ったけれど、私自身も見ている途中で誰のための裁判なのか、本質を見失ってしまっていたので、
ばらばらだったシカゴセブンがそれぞれの原点に立ち返って、心ひとつにするラストは鳥肌が立ちました…!
権力を持てば持つほど本質を見失いがちなのかもしれませんし、てんやわんやしている時ほど立ち止まって原点を再確認しなければなりませんね。
登場人物の数だけ思想があり、全く同じ考えを持つ人は一人もいないけれど、本質を見失うことさえなければ通じ合うことが出来る。
ラストシーンが本当に良かった…!
法廷劇は個人的に相性が悪いと思っていたのでスルーしそうでしたが、本当に面白いし心に残る映画でした!