ノラネコの呑んで観るシネマ

妖怪大戦争 ガーディアンズのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

2.8
リメイクではなく、前作へのセルフオマージュを含んだリブート版。
フォッサマグナに閉じ込められた海洋生物の怨念が、妖怪獣となって日本を襲う。
玉石混交の三池作品の中では、残念ながら石の方。
「何でもあり」はいいが「デタラメ」では困る。
あと無駄に長い。
ヘタレな寺田心が渡辺綱の子孫で、亡くなった父ちゃんとの、幼い弟を守るという約束が葛藤を生む設定は悪くない。
だが、いくら何でも伏線の描写無さすぎだろ。
クライマックスで唐突に出てくる歌、一体どこで習ったんだ。
あの神様みたいな三人は誰だよ?
そもそも大前提として海に帰してないし、何であれで解決できるのか意味不明。
クライマックス以外も、綱が狐を斬らない理由とか、全体に「なぜこうなった」の「なぜ」がアバウト過ぎ。
神木くんの役名とか、マニアック過ぎて子供たち(大人も)誰も分からないよ。