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シャドウ・イン・クラウドのcatmanのレビュー・感想・評価

シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)
5.0
マジなツッコミ無用のB級娯楽作。めちゃめちゃ面白い。先ずOPの80年代オカルトホラーテイスト全開なアナログシンセミュージックにハートを鷲掴みにされる。まるで「ストレンジャーシングス」。ここの暗闇の滑走路にB-17の機体が突如現れるシーンは素晴らしい。

第二次大戦中の米軍爆撃機が上空で交戦中にグレムリンに襲われるというクラシックな展開はワクワク不可避だし、主人公が女性士官という設定の現代的アップデートも良い。しかもそのタフなヒロインがクロエグレースモレッツっていうんだから文句無し。色々と詰め込み過ぎて破綻気味の脚本も、いくら何でもそれはやり過ぎってアクションも、勢いとパワーで理屈を吹き飛ばす。やりたい事と言いたい事が明快で痛快。83分という尺も過不足無くて丁度良い。観終わってから監督がアジア系ニュージーランド人の女性だと知って興味津々。この手のジャンル好きは必見の傑作だと思う。
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