桔梗F

タブロイドの桔梗Fのレビュー・感想・評価

タブロイド(2004年製作の映画)
4.2
子どもたちを拷問、強姦し殺害する連続殺人鬼モンスターを追うマノロとマリサ(主演二人)。インタビューという名の壮絶な心理戦の中で、TVレポーターの目を通して人間が持つ悪魔的な二面性に鋭く切り込むサイコサスペンスドラマ 

引き合いに出すべきは以前の韓国フェリー沈没事件。
内容はまったく違うんですが映画では冒頭で、子どもを誤って車で轢いてしまったおっさんが民衆たちにリンチに遭い、火までつけられる衝撃映像(゜ロ゜;
まさに修羅の国エクアドル。

しかし、韓国では一応法治国家なので船長らA級戦犯たちは遺族に報復受ける前に「逮捕」という名の保護を受けるんですね…エクアドルに連れて…ゲホンゲホン

して、本作ですが、ネタバレ禁止のどんでん返し映画のため、詳しくは書けません(;´_ゝ`)
ただ報道のあり方、ジャーナリストの葛藤を描いてる社会派サスペンスなので、猟奇ものを期待すると肩透かし食らうかも知れません。

偶然、リンチされてたおっさんに出くわしたクルーたち、リンチ後逮捕されたおっさんは連続殺人事件の情報と引き換えに釈放の協力を持ちかけるが…まさかの衝撃展開(゜ロ゜;

おっさんの情報通りに犯行現場が見つかる。クルーたちはある疑念を抱く…もしかして…
これ以上は映画でどうぞ(^o^)

たいへん後味の悪いラストが待ってますので期待してください(;´_ゝ`)

特典に別ラストがついており、ハッピーエンドバージョンかな?と期待して観ると奈落に突き落とされるさらに極悪ラストなので注意を(T_T)

普通はとっつきにくい南米映画ですが、シナリオがたいへんよく十分考えさせられる修作かと思います(^o^)

しかし、「トーク・トゥ・ハー」で昏睡してたレオノール・ワトリングのむちむち感と色気にばかり目が行くのはご愛敬(^_^;)
桔梗F

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