ナゼにそうなったのかは知らないがAEONシネマ限定上映作品で、更には東京、大阪、愛知 等大きな都市で公開されていないという謎な展開プラス上映期間がすこぶる短いために劇場で観れない人は多いであろう作品である。
(まぁインフラがしっかりしてれば足を伸ばす事は地方ほど大変ではないかもしれないが。)
ちなみに我が地元は1週間限定上映。
さて本題。
要所要所は悪くないんだよ。
設定や観てて緊張感漂うシーン、展開、演出など色々と良い所はある。
ただ、
もったいないぐらいに消化不良が続き、そのまま終わっちまうんだよ。
観てる側に『お察し下さい』を大盛りチャレンジメニュー級に投げつけられても困るわいな…
少し盛り上がってそこで停滞、幾分テンション上がってソコで停止。
終始こんな感じで結局終わってしまう。
映画で説明過多も「TVドラマじゃねぇんだから!」言いたくなるが、こんなストレートに説明不足なのもソレはソレで困るワケですよ、文芸作品じゃねぇんだから。
っつうても超駄作って程 終始ダメって感じでもないというか、もう少しブラッシュアップすれば〈掘り出し物の良作〉ぐらいまでは上がれそうな感じには見えた。
完全に低予算(ほぼ)ワンシチュエーションの"ジャンル映画"なんだから、もう少し謎を解決すればソレだけで印象変わってた気がするねぇ。
マイナーなこういう作品を地方住みで観れるってのはコレ実は中々ある事じゃなくて、そういう経験が出来たという意味ではありがたい気持ちもある。
ただ、だからと言って良いスコア付けれるか?言われてもそりゃ無理。
ってか無茶。
練りが足りない生地でパン焼いても美味しくはならんよ。