あいうえお

サマーフィルムにのってのあいうえおのレビュー・感想・評価

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
-
映画はフィルムで撮るものでもなくなってスマホで撮れちゃうし、映画館で観るものでもなくなって文化祭前の部室でパソコンの画面を通して観ても泣けちゃうし 良くも悪くも
「映像は5秒が普通、1分は長編」とは恐ろしい けど現にファスト映画とかいわれる映像が広がってるのを考えると、現実味があって恐ろしい 自分の大好きなオノマトペ大臣も小津やゴダールでさえ倍速で観るらしいです!
ミニシアターに来る人はシニア層ばっかりだし悲しくなる
「他人の物語」に触れる時間がなくなったら、ぼーっとしててもいい環境がなくなったらやだな〜 映画館とサウナはなくならないでほしい!なくさない!

現代日本映画は顔の広告の時代になっていること、映画が今も続いているのも資本とスターシステムありきで娯楽であった事実があること
たしかに伊藤万理華とかメイン出演者は「顔の広告」かもしれないけど、こう考えさせるメッセージを含められる撮影陣、「顔の広告」といわれたとしても表現しきれる演者陣だから素敵な映画なんだと
ラブコメもSFも時代劇もバカにする足台にするただのギミックじゃなくて全部尊敬して含めちゃう表現者愛は観ていてふるふるさせられた
河合優実やべ〜!!
走ってる伊藤万理華の足をそのままの画で映すんじゃなくてちょっとズームするセンスすげ〜!!

やけのはら×ロンリーどう使われるんだろうって楽しみにしてたのに、あんな切り方されるとは、
あいうえお

あいうえお