あいうえお

パンケーキを毒見するのあいうえおのレビュー・感想・評価

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)
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風刺文化が機能しないで、すぐ叩かれるのは気持ち悪い環境だなと
映像にそもそも中立なんてないことは森達也が何回もいつでも言ってることで、それはそう 公平な情報を得られるとはそもそも期待してないけど、決めつけた結果を撮ってるんじゃなくて、菅政権のバックグラウンドをリサーチした上で、政権批判だけじゃない考える種を蒔いてくれてるのは素晴らしいと思っちゃいました

でも、いくら「面白く」つくって大きな映画館でもやる!と言ったって「若い人」は観ない歯痒さ
『新聞記者』は劇映画に落とし込んだからすごいな〜 菅田将暉と有村架純で政権批判映画撮ったらどうなんだろうとか考えた

テレビでできないから、こういう映画が生まれたこと
テレビマンユニオンの内山監督だからこそのバラエティ的編集でつくられたこと
良くも悪くも映画とその役割は変わったんだなぁとしんみり


と、この映画と日本の政治よりも、日本映画について考えさせられた映画でした



国会へ向かうファーストショット、若松孝二の『天使の恍惚』で国会に爆弾投げに行くシーン思い出した!
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