あつぼう

ミッドナイト・スカイのあつぼうのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)
3.0
リリー・ブルックス=ダルトンの小説『世界の終わりの天文台』をジョージ・クルーニ監督・主演で映画化したSF映画。
よくある地球が侵略されるタイプのSFとは違い、放射能が蔓延した近未来の地球を淡々と描いていました。
地球に残ったオーガスティンと、人類が生息可能な星の探索を終え地球への帰還途中のアイテル号の船内の2場所で物語が進行していきます。オーガスティンは放射能に汚染された地球に戻ってこないように、アイテル号への通信を続ける事になります。
1人地球に残ってたオーガスティンの前に突然アイリスという少女が現れます。この少女が映画のキーポイントではあるのですが、全体的に説明不足でもう一つ映画に入り込めなかった。少女の正体を知った時は驚いたけど、そこも説明不足で頭の中のモヤが晴れなかったです。ここで終わりってところでエンドロールが流れるけど、その先がどうなったか観たかったなぁ。
人によっては色々と考察できて楽しい映画だと思うけど、個人的にはスッキリ出来なかったのが残念。
無重力空間で流れる血が幻想的でした。そして静かな世界観と美しい映像は好みでした。
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