えくそしす島

オールドのえくそしす島のレビュー・感想・評価

オールド(2021年製作の映画)
3.3
【IT’S A ONLY MATTER OF TIME】

懸念があった

公式のあらすじや宣伝、予告、キャッチコピーだけでほとんどストーリーの中身を表してないかなー、原作を知らないけどそれすらも引っかけなのかなー、と観るのを躊躇していた作品。

監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン
原作:グラフィックノベル「Sandcastle」
フレデリック・ペータース(作画)&ピエール・オスカル・レヴィー(脚本)

あらすじ
ガイ(ガエル・ガルシア・ベルナル)とプリスカ(ヴィッキー・クリープス)の夫婦は2人の子どもをつれて、ネットで見つけたお得なリゾート・ホテルにやって来る。翌日、リゾート・マネージャがこっそり教えてくれた“秘密のビーチ“で他の2家族とともに1日を過ごすことになるのだが…。

今作は
保険数理士、博物館の学芸員、心臓外科医、ラッパー、精神分析医、看護師、そして、その家族達が巻き込まれてしまう不条理タイムスリラー。

視聴開始!
思った通りだねー(またシャマランカメオ出演

思った通りだなー(ビーチ怪しさ満点

思った通りじゃー(職業毎のキャラ設定が簡潔

思った通りだにー(それはそうなるよね

思った通りだべー(普遍的なテーマを入れたね

ラスト近辺だのー(大きく動いた!

おお!おお…!おー…シャマランぽい!

結果
予告が9割のストーリーだった…。まだ知らないのならば公式ネタバレが酷いので何も調べない方がいい。だが、わかった上でも中々楽しませてくれる。

不条理物は難解な作品が多い。その中にあって非常に見やすく且つわかりやすい。
さらっと観る分には丁度いいのだが、ラストだけ急激にシャマラン節が出るので若干違和感を感じる。
途中までが原作でラストがオリジナルなのだろうか。回収するつもりがない謎は置いておくとして、伏線回収はまずまず。

だが、残念な事に全く怖くない。全くだ!これでは我が心を満たせぬ。

この人の作品は
原作物や原案物よりもオールシャマラン節の方が良くも悪くも好みだ。
因みに、私は酷評で有名な「レディ・イン・ザ・ウォーター」を楽しめた剛の者。

戒め
“エアベンダーの悪夢を忘れるな“