イギーポッポ

ヘルムート・ニュートンと12人の女たちのイギーポッポのレビュー・感想・評価

2.7
時代を作った伝説の先駆者。彼の作品に対する、女性差別という見方と、力強い女性を撮り女性のパワーを知らしめた。という背反する2つの意見すら違和感なく共存する彼の作品のパワー。
“女性に惹かれながら女性に支配されている腹立たしさ”が表現の核のひとつとするならば、男の願望と女性崇拝も入ってるけど、確かに古い男性社会価値観を感じる。
彼自身は戦略というより、「心から女が好きすぎるだけ」なのが純粋で、自分は嫌いになれない写真家。
この人がいたからこそ、今があるのだが、今彼と同じことをしても響かないし批判されるだろう。ひとつの時代に1人のオリジネイターの才能とパワーを改めて知れぃっ!