ろう者の人生のbright sideをcodaが描いてるとしたらこちらにはdark sideしかない、さらに映画的快楽も全くない。だけど人の人生をoptimisticallyに描くか、pessimisticallyに描くか、どちらの方向からであっても、生命や生活に貴賎はないし、どんな命も等しく尊いんだなってショック療法的なインパクトがありました。
障害者への暴力(主に性暴力)は国内外問わずあらゆる表現で描かれてきたし、色々見聞きしてきたけど、いつまで経っても慣れることはできない。そしてよくあるように暴力が連鎖している虚しさとやるせなさ。
だけど、やっぱり自分も被害者だからって加害者になってしまうことをやむなしと看過することはできない。だって最終的にその代償を引き受けるのは一番弱きもの、その多くが女性だから。
細部の描写は甘いし、カリカチュアされすぎな非対称性や、冒頭にも書いた一切の娯楽性のなさを考慮するとやっぱり圧倒的にcodaの方が優れてるんだけど、まだまだ明るみになっていない事実が埋もれているはずだし、えぐい現実から、せめて私は目を逸らさずにいようと思う。
サステナブルとかダイバーシティとかインクルージョンとか耳障りのいい言葉でいろんなことが有耶無耶に、なあなあにされてると思う、「持てる」者の都合のいい道理ばかりで物事進めちゃダメだよ。
ベイベイが夢見る八仙人、何仙姑だっけ…あゆにそっくりだった…プリンセス天功もこの仙人をモデルにしてるのかな…