このレビューはネタバレを含みます
若さ故の悲劇。彼らに本当に親身になってくれる人がいたら決してこうはならなかった。優しい従兄弟はただ優しいだけで、彼女と向き合ってはくれない。彼の周囲は言わずもがな。
そもそも逃げなくたっていいじゃないかと、大人になってしまった自分は思う。だけど二人だけのあの日々があればこその幸せが、この二人にはどうしても必要だったのだとも思う。
彼が人生で初めて得た愛、人生への責任。
彼女が初めて得た安らぎの場所、縋る相手。
映画観て泣かなかったのに今泣けてきた。
悪いのはいつだって大人。