このレビューはネタバレを含みます
彼女たちの目の前に広がるのは幸福に辿り着けない選択無き道ばかり。
まるで希望の見つからないイラン社会の現実。。
ああすればよかった、こうすればよかった、という選択が無いので若干閉じた世界の話に思えるけど、
現状を知らないような僕みたいな人間からしたらそれを知れただけでこの映画の存在意義があると思う。
カット尻で高速パン(これなんか名前ありそうだけど知らないや)したりとかとにかく作品がずっと慌ただしくて逼迫したイラン社会の現状とリンクする演出になっている気がする。
ラストの切れ味と現実の重みがなんとも言えない後味。