レジェンド呼子

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティのレジェンド呼子のレビュー・感想・評価

3.8
かゆ
 うま

カプコンの人気ゲーム『バイオハザード』の新実写映画。独自路線の"ミラ版"から一転して、今作はゲームの『1』『2』を合わせたような原作ライクな世界観に。世間からの評判はあまり芳しくないけど、個人的には普通に"ゾンビモノ"として楽しく観れたし、そんな言われるほど悪くはない気がした。むしろ雰囲気とかは"ミラ版"よりコッチのほうが好きだなぁ。

もしかしたら自分みたいな【実際に『1』『2』を遊んだことはないけど、どんな雰囲気のゲームかは何となく知ってる】ぐらいのライトゲーマー層が一番楽しめる映画なのかもしれない。原作からどこがズレてて詰め込みすぎてるのか、そもそもが分からないから全く気にならないし、でも有名なシーンだけはなんとなく知ってるから原作再現があると普通にワクワクさせられるし。ストーリーとしての再現はともかく、シーンごとの再現性は(たぶん)なかなか高いから僕のような"バイオゆるファン"にとっては十分過ぎるほど楽しい映画だった。

原作らしい世界観なのは前述したけど、ストーリー展開にもゲーム感があったのが結構好きだった。探索して、アイテムを拾って、裏口を見つけて、敵と戦って……最後に大ボスが出たりなんかして、まるでリアルなゲームのプレイ動画を見てるような感じ。実際に『バイオ』の世界に入り込んで一緒に探索してるようでめっちゃ怖いし面白かった。

『バイオ』を全く知らなくても面白いし、ちょっとだけ知ってるとさらに面白いアトラクション系ホラー映画。自分は結構"当たり"の映画だと思ってます。続編出てほしいなぁ。

4DXにて鑑賞。4DXはいいぞ。