このレビューはネタバレを含みます
私はオタクなので可愛い絵だなぁと観れるけれど、このタイトルと絵柄の雰囲気で損している部分も大きそう。
正直、私もあまり期待せずに観始めた。
冒頭からワクワクするテンポの良さ、高センスな色彩、カメラワークやカット割りのオシャレさ。これでもかとふんだんに使われる技術が楽しい。
ナタリーの棒読み声は「周りの大物俳優との差をわかりやすくするために素人を起用しているのかも」と好意的に見ようとしても正直キツかった。
せめて劇中劇の中だけでももっと化けて、採用されたこと・賞をとったことの説得力がほしかった。
あと、最大手銀行でのプレゼンを全世界にライブ配信はさすがにマズイよ!
機密情報が流出したらどうするつもりだったんだろう。しかも全部観られている状態で断った時の会社のイメージ悪化を考えると…恐ろしい:( '-' ):
フィクションと言われても、映画1本を作るためだけにやっていい犯罪じゃないでしょ、と引いてしまった。ごめんねアランくん。笑
あと、追加撮影を懇願するジーンくんが、脚本のポンポさんの前で映画のシーンそのままマネするのは…ちょっと恥ずかしいな…と思ってしまった。あれだけ入れ込んで編集してたからこそ無意識で出ちゃうのかもしれないけど。
…と思いながらレビューを見たら、なんと上の2つがアニメオリジナルシーンとのことで…映画として盛り上げるためなのかな。
そして個人的にはポンポさんにもっと出てほしかった。
90分ちょうどで終わることは先に知っていたけど、綺麗な終わり方は気持ちが良かった!
忙しい日々のなか、確かに90分の作品があると助かる。(長い作品も好きだけどね)
120分超えの映画でも、相当カットした結果なんだなぁ。と愛おしくなった。笑
いろいろ気になる点は多かったけど、何よりセンスの良い画面作りが楽しかった!
面白かったですよ。