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Cosmetic DNAのizuのレビュー・感想・評価

Cosmetic DNA(2020年製作の映画)
4.5
コスメ好きの主人公アヤカは、ある日自称映画監督の柴島に薬を飲まされレイプされる。精神的に病んでしまうが、ひょんなことから大学院生のサトミ、アパレル店員のユミと出会う。彼女ら3人は意気投合し次第に仲良くなって行くが、ユミが紫島の次のターゲットになっていると知ったアヤカは...

ハマる人はめっちゃハマり、ハマらない人はとことん無理系。私はめちゃくちゃハマった。素晴らしい。
この作品に登場する男というものはとことん女性を軽視している。自称映画監督(笑)の紫島やセクハラ教授、アイドルオタク、小説家志望、警官志望悉く全て最低。小説家は息臭いし。
その中でもアヤカをレイプする自称映画監督のあの野郎は性別問わず嫌悪感を抱くくらいのうんちなのでは?
そんな男共をセンス溢れるキラキラな描写と共にぶちのめして行くあの3人!!!最高。

多分この映画は結構低予算で作られてるんだけど、可能な限りの工夫で低予算の本来ならばショボいと感じるであろう演出が一切気にならない。血は出るには出るけど完全にケチャ。ドロドロしすぎだし赤黒くならないしで非常に残念ではあったけどまあ許せる。他の所が良いので。
途中途中に入るドラッグムービーに近いあのキラッキラの演出とか最高。効果音やBGMも基本的フリーだけどEDMもフリーなのかな?それにしてもフリーの効果音等が気にならない。凄い。

主人公グループ3人もそれぞれ良いキャラしてる。3人が出会ってから仲良くなって、色々楽しんだり話したりとかもうずっと最高だった!あの3人がずっと男を虐殺しまくる映画とかも観てみたい~
一応レイプリベンジにも該当するけど、それがメインではない。このあらすじからは想像できないかなり斜め上の展開であらすじに書いてる所超えてからは特に楽しかった。というか3人がキャピキャピしてる所全てが最高。

個人的にはめちゃくちゃ面白かったですが、これは本当に人を選ぶ作品です。
作中のノリがかなり独特で、しかもそれがずっと続くので最初から無理だったらもうずっと無理なんじゃないかな。
でも可能な限りの工夫はされてて退屈はしなかったし、かなり好きです。欲を言えば良い血糊を使ってもっとスプラッターして欲しかった!
「Cosmetic DNA」というタイトルも最高でしかないよね。

というかここまで「男はウンコ!」って感じの映画を作ってる監督さんが男性なのはどういう...w

視聴 2023年3月27日
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