ひでG

アムステルダムのひでGのレビュー・感想・評価

アムステルダム(2022年製作の映画)
3.0
公開前の宣伝では、「アカデミー賞候補!」みたいな売りだったのに、蓋を開けてみると、評判が芳しくなかった本作。配信されていたので、軽くチョイス。

んん、あかんわ、、この感じなんか乗れないし、好きくない💦
すごくディテールにはこだわって、面白がらそうにしてるんだけど、、例えば義眼とか、
負傷した戦士の骨のアート?とか、まあ、作っている人が面白がり過ぎてるのかな、少なくとも僕はあんまり、、だったかな。

あんまり、、だったのは、ミステリー仕立ての部分。
始まってすぐに事件に巻き込まれた2人。さあ、真相はどうなんだ?誰が何のために?
興味が湧き始めた頃、時代は戻り、場面はアムステルダムに。
男2人と美女1人の夢の生活が展開される。(その部分も普通)

2人の復員兵が巻き込まれた事件とは? 観賞後調べてみたら、「ビジネスプロット」という実際の事件をモチーフにしていることを知りました。
第一次と第二次大戦の狭間、ファシズムが本格的に台頭してくる時代にアメリカでもそれを利用してクーデターを起こそうという動きがあったとのこと。
以前、チャップリンとヒトラーとの関係の本から、アメリカでは当初ヒトラーの人気もあったらしく、最初から「民主主義を守ろう!」一色ではなかったことを知りました。(まあ、今もあんな元大統領を選ぼうとしているんだから、アメリカ国民も進歩ないってことですね、、)
そこらへん、普通にサスペンス映画として撮っていてもそれなりに面白い作品になったと思いますが、本作にはその緊迫感をまるで感じませんでした。
この作品、コメディ色がかなり強く、僕にはそれが合いませんでした。(普通の料理に上から甘味をドッとかけた料理みたい💦)

こんな映画かつてもあったなあ、と思いながら、監督デビット・O・ラッセルの経歴を見ていたら、おんなじような映画あった〜
「アメリカン・ハッスル」だ〜これも観た時になんかダメだったんだわ、、

本作は超豪華キャスト。きっと監督への信頼も高いんでしようが、全編乗れない感じで終わりました。
唯一、最近の出演作に比べて割と普通の役だったマーゴット・ロビーの美しさで何とか最後まで観れました。スコアの全ては彼女の美しさです。
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