現在進行形で視聴中の2024年春期ドラマの1つ「君が獣になる前に」はハマりそうな条件が幾つも揃っているのにいまいち乗れなくて我ながら疑問に思っていたんだけど、フュリオサを観ている途中でふいにその理由が分かった。人を評するのに「獣」という言葉を使うことを、私がネガティブに捉えていないからだ。フュリオサは心に獣を飼っていると言った彼も、褒める意味合いで使っていた。そういうことだ。
幼い少女に起こった悲劇。そこから先の人生。
誰もが日常的にちょっとした判断ミスをして、ささいな失敗をして、落ち込んだり、打ちのめされたりして、それぞれの七転八倒を繰り返しながら歳を重ねていく。ある時、ごくまれに、取り返しのつかないことが起こる。衝撃のトラウマ体験にぶちあたってしまう。起こってしまったことは起こってしまったこと。そこで停滞するのか、打ちのめされて終わるのか、闇落ちするのか、はたまた這い上がるのか、一体そこからどうするのか、選ぶのは自分。フュリオサのように的を定め、そのための取捨選択を積み重ね、何もかもを糧にして、怒りのデスロードを突き進んでいく（この世界では弱者とされがちな）子供や女性の姿はいくら見ても飽きないし、毎回勇気をもらえるし、私も私の小さな日常を頑張ろうと思える。ありがとうやで。V8!!!!!
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エンジン音をもっと腹の底から感じたくて2回目IMAXレーザーにいかないと気が済まない。行くぞーーー！！！怒りのデスロードもまた観たい。フュリオサが終わり次第そのまま同じスクリーンでシームレスに怒りのデスロードを流していただけたら最高だったんですが！！
