JJ

マッドマックス:フュリオサのJJのレビュー・感想・評価

4.5
傑作と名高い前作「怒りのデスロード」が作ったとんでもなく高いハードルを、シリーズ中最も重厚な物語と語り口で軽々と超えてみせた本作は、スピンオフというカテゴリーの作品群においてずば抜けた傑作だろう。

この語り口という部分に関しては前作とは一味も二味も違うテイストなのでそこに戸惑いを感じる人もいるのは理解出来るが、思えばこのシリーズは毎回違う語り口をもってしてシリーズの魅力を更新してきたはずだ。

主演を務めるアニャ・テイラー=ジョイも、決して前作のシャーリーズ・セロンと同じタイプではないが、新たなフュリオサ像を構築することに成功している。

ぶっ飛んだ映像、アクション、音響は本作ももちろん健在で、必ず映画館で観たい作品である。
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