前作は漫画チックな世界観に、爆発!破壊!爆発!破壊!なド迫力アクション、そして奥さん美女ばっかりじゃないかイモータン!
と、野郎どもの単細胞をこれでもかと活性化させてくれた。
しかし実はそれは表向きのもので、物語そのものは女たちのもの。主人公のマックスは身体張らされたが、実は彼自身のことはそんなに掘り下げられていないという(笑)
そこで本作は真の主役だったフュリオサのゼロ物語となるのだが。
しかし、なんと言うか。
腹六分目感。
フュリオサはもちろん、イモータンの妻たちも、深掘りはされずに留められていたからこそ、そこに奥行きが生まれていたように思う。
フュリオサの過去の物語で答え合わせは出来て、納得はできたけどそれ以上のものまで感じるかというとさほどでもなく
翻ってアクションは、パラグライダー軍団の襲来なんかはとても良かったのだけど、前作のように腹いっぱいのとこにさらに大皿出してくるみたいな楽しさまでは行かず。
前作が面白すぎたんです。
前作観てなかったら十分楽しい品質だったことは間違いないので。
前作で胃袋を拡げまくってしまった分、物足りなさを感じてしまいました。