フュリオサの若き日を描いたアクション映画。あらすじを書くのも面倒くさいレベルでした。
あんなに輝いていたフュリオサが今作では分かりやすい「男勝りの紅一点」になっていてまず盛大にガッカリ。
なんちゃってシスターフッドはあってもちゃんとした女性同士の連帯はないし、「男勝り」に戦って、メンターである中年男と年の差恋愛するあたり、本当に良くあるタイプのヒロインでしかありません。自分は何を観せられているのかと思いましたが、前作こそがイレギュラーであって、こっちが本来の米国アクション映画ヒロインなのかもしれない気はします。
あと、相変わらず昨今のハリウッド映画はサディズムまるだしの人体破壊シーンが生々しい。過度の加虐シーンはサディストでもないかぎり面白くないし不快です。お話もつじつま合わせで作ったような感じで、エンジンかけて走り出さないまま終わるような不完全燃焼の感じでした。早く終わらないものかと10回ほど残り時間を確認してしまいました。
『マッドマックス 怒りのデスロード』が名作すぎました。イモータン・ジョーやウォーボーイズが出てくたびに期待値が上がった分大いに失望してたような。終わったあとは映画館に行かなくて正解だったわいとホッとしました。