ラーチャえだまめ

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-のラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

5.0
『“良い母親じゃない”、けど“愛すべき母親”であった』





いやー私お久しブリーフよりボクサー派ですに予告編だけで「あ、これは良い映画だな。」と悟ってしまいました「ヒリビリー・エレジー」!!意味は全くわかりませんただタイトルだけでも覚えて帰ってほしい日本では一部劇場公開されるのか?もうホントに“劇場公開案件”と断言して間違いない老若男女全てのホモサピエンスにご紹介したい、監督は今やすっかり「超大物ピンチヒッター」の仲間入りを果たしてしまった娘さんはまだジュラ紀で遭難中ロン・ハワード監督。そして音楽は我らがハンスと言ったら雪の国の王子、ではなくジマーの名があがってしまうハンス・ジマー氏。あーもうこれはSECOMより安心です


原作はアメリカのニューヨークタイムズでベストセラー1位に選ばれたJ・D・ヴァンス著「ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち」をベースに著者のJ・D・ヴァンスの少年時代と成人期の2つの視点を交互に織り交ぜながら彼の半生を描いた映画、、、、となっているのですが半生というよりヴァンス家“親子三代”にまつわる「家族の歴史」がテーマと言った方がいいかもしれません。


いやー非常に考えさせられましたね。変えられない、他に換えが効かないものってなーんだ?それこそが「家族」。どんなにイヤでも「こんな家に生まれてこなきゃ良かった」などとお天道様コウノトリを恨んでも、それでも家族というものは必ずその人の人生に付きまとってくる。中には本当に辛くて絶縁するという方法もあるでしょう。私はそれが間違っているなどと言うつもりは毛沢東ありません。しかし家族の“あり方”、それは自分自身で変えることが出来る“とき”もある、、、、そんなことを考えさせてくれる素晴らしい1本、オヌヌメです。



↓ブログにも感想書きました↓
https://edamamemamade.wixsite.com/edamame-movieimpact
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