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The Most Dangerous Year(原題)のmonoのレビュー・感想・評価

The Most Dangerous Year(原題)(2018年製作の映画)
5.0
トランスジェンダー映画祭にて。

滑り込みアウトでラスト10分観れず…どなたかネタバレ教えてくださると嬉しい…

あ、今回の日本の法案でばら撒かれたあの謎差別署名、アメリカ発信?平等な分離。
あれに署名した人たちみんなそれ知ってるんだろうか。この映画観てもなお言うのかな。言うんだろうな、までが映画観て、感じたキモチ。本場のヘイターたちもキモい。
なのに、当事者の親御さん、共和党の勇気ある議員さんは
そんな声にも耳を傾け、その人たちも、愛されるべき存在だという。
これが、真理じゃなくてなんでしょう。
ガンジーとか、マンデラみたいな人たちは現代にもたくさんいるんだと
感動しては打ちのめされる。それが最近ずっと繰り返される。
私もずっと、そう思って生きてきた。
だって加害者の気持ちを思っていつも苦しくなってたから。

なのに、苦しいわ。
権利と権利はぶつかり合うとかいっちゃう人たちと接するのがもう、たまらんくなってきてしまった。

夫の友達が
親友3人で旅行に行った時に、俺はお風呂いいやって大浴場に行かなかったって話も
トランスジェンダーの子どもがみんなに隠れて体育館のトイレに走る話も
もう、胸が詰まって仕方ない。
どうして虐待の話にはみんな同情するのに、殺人事件には反応するのに
自分の加害性には目を向けない?なんで、他人事になるの?
結局あの法案つくらせてしまったのは私たち、楽しいはずの旅行を辛くさせる瞬間を作るのは私たち、子どもたちをひとりにさせてるのは、私たちなのに。

でもそれでも、いつだって前に進む時はバックラッシュがあったんだと
気持ちを奮い立たせます。
そもそも、日本であんなに幼い子たちが性自認を公表して過ごせてる事ってどれくらいあるんだろう。
まずは、せめてそこに辿り着きたい。
学校で過ごす子どもたちみんなの幸せを、、。

私の娘にも、同じ権利をください。

私もパパと、同じ気持ちでした。
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