Pepe

セブンのPepeのレビュー・感想・評価

セブン(1995年製作の映画)
4.6
IMDb映画トップ250---22位
デヴィッド・フィンチャー監督を怪物にした映画だと思います。
もっと早くこの映画に出会っていたかったです。
全編を通して暗く重い画が特徴で銀残しの効果でさらにコントラストがとても強くなっていて貧困と絶望が街に蔓延してるのが見て感じられます。
ストリートから漏れるノイズと最後のシーンまで降り続ける雨は観る人をさらに鬱にさせます。

よく「結末が予想できたから面白くない」とか言う人いますけどこの映画はあえてラストを予想できる作りにデヴィッド・フィンチャーはしたんだと思います。
この映画はあの驚愕のラストがあるから素晴らしいのではなく、観客もあのラストが来ることをなんとなく頭では理解してるからこそそのラストが来ないことを祈るけど非情にもそのラストは来るわけでそれに向かわせるジェットコースターを作った監督の凄技が素晴らしいんです。

あんましブラッドピッドを演技派と思ってなかったんですけどこの映画を観て間違いに気づきました。
素晴らしすぎる映画です。
Pepe

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