☆★700レビュー☆★
『普通の生活を妬んだ私も罪人だ』
7に掛けて名作サスペンス、「SE7NE」をチョイス。
昔に観ただけで内容をほとんど覚えてなかったのもあって
最後まですごく面白かった。
さすがデヴィッド・フィンチャー監督。
■タイトルシークエンス
タイトルシークエンスから鬼がかってる!
ジョン・ドゥの書いている日記を使った演出が
猟奇的な雰囲気を醸し出していて、本当に素晴らしい。
結末を知ってから観ると、その内容にも無駄が一切ない。
■雨
劇中で映画の舞台は明言されていなかったけど
ずっと雨が降っているシーンが印象に残り
無関心な人間が住む街という説明と相まって
画面から陰湿な雰囲気というのがすごく伝わってくるのも良かった。
■7
タイトルのSE7NEに絡めて
7が効果的に使われているのも印象に残る。
・OPの事件のビルは、全て7が使われている
・サマセット(モーガン・フリーマン)が引退するまで7日間
・7つの大罪を引用した連続殺人
■俳優
ブラット・ピットと
モーガン・フリーマンが素晴らしいのは言うまでもないけど
まさかのケヴィン・スペイシーが出演していたのに驚いた。
(個人的に最近注目してるので)
最近知った俳優さんだけど
派手さはないのに本当に演技上手いんだよね。
■脚本
観終わってからも、いろいろ考察したくなる内容。
最後に
・ENVY(嫉妬)
・WRATH(憤怒)
が残ってる意味に驚愕。