ケヴィン•スペイシーは最低なので出演作は事件発覚後観ないようにしてるけど、セブンIMAX上映はあまりにも観たすぎて行ってきた。
何度も見たことあるけど映画館で観るの初めて。4K版IMAXの客席ど真ん中で浴びたカイルクーパーのオープニング、本当におどろおどろしくも美しくて動悸が止まらなかった…(以前のレビューにも書いてたけどセブンの影響を受けすぎてノートにビッチリ書き埋めるタイプの日記をつけていた厨二の私)
やっぱり一番好きなのは図書館、G線上のアリアがかかってるシーン。
だけどもはや全編を通して脚本も映像も演技も神かがっており、マジで完璧ではないですか…？
景気良く雨が土砂降りなのも最高。ブラピとの噛み合わない掛け合いオモロすぎ。
「もし産むなら思いっきり甘やかしてやれ」って助言してトレイシーが泣き出しそうになるシーン、あれこっちも泣いてしまうんだよ…あの表情だけで何かの賞を与えるべきグゥイネス•パルトロー…辛辣ながらも現実味がありつつ自身の後悔も滲ませるサマセットの一言、あっぱれの脚本よ…！
これ公開30年前なのに、全然世の中良くなってなくて嫌になる。“無関心”が美徳かのように育まれるなんて、理解はできるがそんな世に生きたくないというサマセットと、“クソみたいなこの世の中”を諦めたく無いミルズ。
あのバーでのやりとり、地味であまり記憶になかったけど、大人になってから観ると深みと見応えが違いますね…なんかまだ理解し切れてない気がする。
