K

ヘザース ベロニカの熱い日のKのレビュー・感想・評価

3.4
ATGなのかZ級クソ映画なのか御洒落ブラックコメディなのか高尚なメッセージを含んだ傑作なのか正体を明らかにしないまま突き進んでド派手に爆散していった。本当に何。何か変なスイッチ入っちゃった人が一人で騒いで喋り散らかした挙句一人で自己完結していく様を眺めている時の気分が鑑賞中ずっと続く。面白いけど何これ、どうした、大丈夫か、というような。いったん水でも飲んで落ち着いて欲しい。無駄にゴス極まり気味なウィノナ・ライダーのイカれファッションが見られるだけでもう全部オッケーではあるし、イケイケだった頃のクリスチャン・スレーターも80年代の権化みたいで大好きだった。いっか、それで。自責の念に駆られて車のライターを自分の手のひらに押し付ける(そもそもこの時点でおかしい)ウィノナ・ライダーを見てすかさずその手をクリスチャン・スレーターが取って自分がくわえてるタバコに火を点けるシーンが一番訳分かんなくて笑う。点かねえだろ火。
K

K