淡々と、そしてじわじわと怖い映画。
いわゆるグロ系、血糊や内臓やらで圧倒してくるのではなく、メンタルを少しづつ削っていくタイプのやつ。
こういうホラーは大好きで、ホラーたるものこうであれとすら思う。
単に「怖がらせればいいんだろ?」的なスタンスではなく、親の介護や高齢化という社会問題に対しても一石を投じる作品となっている。
見放しても地獄、見放さず誠意を込めても地獄、そんな親の介護というものを皮肉ってもいるのかもしれない。
救いのない映画なのでメンタルが健全な人、元気な人以外は見ないほうがよいです。