前半「ああこれは全然好きじゃないわ…」と思って観てたんだけど後半から引き込まれて最後はめちゃ泣いてしまった。すごく好きな部分とすごく嫌いな部分がある映画だった。村上春樹の性描写が苦手なんだけど前半はまさにそれで辛かった。あと村上春樹の言葉をしゃべると本当にこんな感じになりそうだよなぁと感心してた。
岡田将生のキラキラとした不気味さすごい。逃げられない視線。
傷ついた時にそれを認めずに後から向き合うことはとても大変なこと。でも誰もがそういう悲しみを抱えていてそれでも生きていかなくちゃいけない。
ラスト近くのあのシーンで顔や服に触れる手が優しくてあたたかくてグッと来てしまった。
原作よりも断然『ワーニャ伯父さん』を読みたくなった。